エストニア・日本に拠点を構えて、デジタルIDやブロックチェーン技術を活用した次世代ビジネスモデルを創造している「株式会社blockhive(以下、blockhive)」は、スマートフォンから電子署名を行うことができる「e-sign(イーサイン)」を完全無料で公開することを発表しました。

現在、公式サイト(https://esign.ee/)から事前登録を受付中です。

(画像引用:プレスリリース)

電子契約サービス「e-sign(eサイン)」とは

完全無料で、いつでも、誰でも、世界中のどこからでも、利用することができる電子契約プラットフォームです。

個人も法人も、全員が無料です。契約数や契約期間といった制限もなく、一生無料で使用できるようです。

「e-sign」がうまれた背景

提供するblockhiveは、「e-sign」に込めた想いを以下のように挙げています。

・書類にデスクを占拠され、郵送代や印紙税を払い続ける時代に別れを告げたい。
・「はんこ」のためだけに出社をする、非効率な社会からの脱却を目指したい。
・ペーパーレスのデジタル世界を実現する電子契約サービスを完全無料で届けたい。

blockhiveが拠点を置くエストニアは、「電子国家」と呼ばれる国です。e-IDと呼ばれるエストニア版マイナンバーと連携した電子契約プラットフォームが国全体に普及しており、いつでも・どこでも完全無料で電子契約を結ぶことができます。

エストニアでは、電子契約は「インフラ」として日々の生活の中で活用されており、欠かせないツールです。

e-signでは、電子契約プラットフォームを無料で提供することでこそ、電子契約が日本のデジタル社会に当たり前に普及する未来を実現できると考え、完全無料でのサービス提供に踏み切りました。

電子契約を「3ステップ」で簡単完結

近日公開予定のデジタル身分証アプリ「xID(クロスID)」を使用することで、たった3ステップで簡単に、スマートフォンから電子署名を行うことが可能になります。

(画像引用:プレスリリース)

1. デジタルIDアプリでログイン

デジタル身分証アプリxID(クロスID)を使って、ログインしていただきます。初回設定時にマイナンバーカードの認証が必要ですが、お持ちで無い方はスキップすることも可能です。

2. 契約書をアップロード

作成した契約書(.docxや.pdfなど主要ドキュメント形式に対応)をe-signにアップロードして、相手方のメールアドレスを入力。署名者の他に、ビューワー(閲覧者)を設定することも可能です。

3. 電子署名をしてシェア

xIDアプリ上でPINコードを入力することで、電子署名が完結します。Face IDやTouch IDなどの生体認証も利用可能。相手の電子署名が完了すると即時にメール通知がきます。

デジタルIDアプリも無料で提供 本人性を担保してなりすましを防止

電子契約が普及し始めた昨今においても、「取引先の決裁者が本当に電子署名したのか」が確実に担保できないという課題は依然として残っています。

e-signでは、マイナンバーカードをスマホにタッチするだけで手軽に本人認証ができるデジタル身分証アプリ「xID(クロスID)」を用いて、ユーザーの本人性を担保。2要素認証によるセキュアログインも可能にしています。

xIDの登録自体は数分で完結するもので、マイナンバーカードをかざして公的個人認証を実施し、2つの暗証番号を設定するだけ。複雑なパスワードを覚えたり、名前や住所などの個人情報を入力する必要はありません。

電子契約サービスとデジタルIDアプリを組み合わせることで、なりすましの防止や、セキュリティレベルの向上を実現。

はんこ文化の脱却へ

日本は現在でも「はんこ」を用いた契約が中心です。リモートワークの導入によって、はんこを押すために出社しなくてはいけない状況ができてきました。

この問題には、GMOインターネットの熊谷正寿会長兼社長や、サイバーエージェントの藤田晋社長が自身のTwitterで「ハンコを廃止したい」とツイートしています。

今回紹介したような、「電子契約サービス」が普及することで、はんこ文化からの脱却につながるのではないでしょうか。

「e-sign」は2020年4月下旬に公開される予定です。

引用元:PRTIMES
e-sign公式サイト:https://esign.ee/

株式会社blockhive
代表者:代表取締役 日下光
所在地:東京都千代田区永田町2-14-3 東急不動産赤坂ビル6F
設立日:2012年5月
URL:https://blockhive.ee/